ひと目でわかる、電気ケーブルの太さ選定一覧表
まずは簡易バージョン、流す予定である電流の最大値から求める方法です。 ケーブルをあまり束ねない+長さが60m以内の時の選定基準がこちらです。 最低限この表だけは確認しておきましょう(参考)。サイズ(SQ もしくは mm2) | 外形(mm) | 許容電流(A) |
---|---|---|
1.25 | 0.9 | 19 |
2 | 1.1 | 27 |
3.5 | 1.5 | 37 |
5.5 | 3.1 | 49 |
8 | 3.7 | 61 |
14 | 4.9 | 88 |
22 | 7 | 115 |
38 | 9.1 | 162 |
60 | 11.6 | 217 |
100 | 15.2 | 298 |
150 | 18.7 | 395 |
200 | 21.2 | 469 |
250 | 23.6 | 556 |
325 | 27 | 650 |
電気ケーブルの太さを計算で選定する方法
電気ケーブルの太さを求める基準は上記の「許容電流を基準とする方法」の他にも- 電力損失
- 電圧降下
ケーブル選定の計算式
Vd = KIL(Rcosθ+Xsinθ) ≒ KILR Vd:電圧降下(V)K:電気方式による係数(下記表参照)
I:負荷電流(A)
L:線路のこう長(km)
R:導体の交流実効抵抗(Ω/km)
Z:インピーダンス(Ω/km)= Rcosθ + Xsinθ
X:リアクタンス = 2πfL(Ω/km)
f:周波数(Hz)
L:インダクタンス(H/km)
cosθ:負荷電流の力率
(力率は1と見て問題ない場面が多いのでcosθ = 1とする)
θ:力率角
表:K値
電気方式 | K | |
---|---|---|
直流または単相 | 2線式 | 2 |
単相(中性線間) | 3線式 | 1 |
単相(線間) | 3線式 | 2 |
三相(線間) | 3線式 | √3 |
三相(中性線間) | 4線式 | 1 |
三相(線間) | 4線式 | √3 |
電圧降下計算例
下の条件の時に、許容電流からざっくり選んだケーブルが正しいのか確認をします。- 電気方式:単相3線式
- K = 2
- 定格電圧V:100(V)
- 周波数f:60(Hz)
- 負荷電流I:3(A)
- 線路のこう長L:80(m)
- 使用ケーブル:KIV 2mm2
- R = 10.7(Ω/km:60℃のとき)
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